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🍙おむすびの結🍙リニューアル!〜避難訓練編〜

これまで園だよりにて、保護者の皆様へ園での取り組みや、子どもたちのちょっとした日常のエピソードなどをご紹介してきたコーナー『おむすびの結(むすび)』を今月より、こちらのブログへお引越ししました!保護者の皆様にはもちろんですが、今、このブログを見てくださっているおむすびこども園に興味津々なあなたにとっても、何か役立つ情報や、もっとおむすびこども園を好きになる良いアクセントになればと思い、たくさんの方の目に触れるブログへの切り替えを決めました。
それぞれのクラスのブログと共に『おむすびの結(むすび)』もよろしくお願いいたします。
お引越し第一弾は今月行った避難訓練をご紹介します。
おむすびこども園では毎月様々な災害を想定して避難訓練を行っています。
今月は震度5の地震を想定した訓練でした。
「訓練です。訓練です。新潟市で震度5の地震が発生しています。揺れがおさまるまで安全な場所で避難してください。」
この放送を合図に訓練が始まりました。園内に緊張感が漂います。事務室でもラジオをつけ避難リュックを用意します。
「揺れがおさまりました。駐車場に避難しましょう。」
次の指示を聞き、子どもたちは職員と共に園の駐車場へ出る準備をします。
0,1,2歳児さんはお部屋正面の窓からカートに乗って駐車場へ。

3,4,5歳児さんはヘルメットをかぶり、非常階段や内階段を使って移動します。担任の保育者同士が声を掛け合い、混雑しないようにルートを決めて安全に避難をしていました。
全員が駐車場へ避難した後は人数確認をします。在籍人数、欠席者、今いる人数を保育者間でしっかりと確認し合います。
普段の訓練はここで避難のお約束の確認をして終わりにするのですが、今回は
「大変です!また揺れが始まりました!だんごむしのポーズになりましょう!」
と余震が起こった想定で訓練を続けます。
「え?!」と驚いた表情になりつつも、頭を抱えるように体を小さくする3,4,5歳児さんはさすがでした😊
揺れはおさまりましたが、園舎の倒壊のおそれがあるため二次避難をします。←実は今回の避難訓練のメインはここからなのです。
本日の二次避難場所は、同じ卸団地内にあるNOCプラザの駐車場です。避難場所を変えることを子どもたちに伝え、移動するための準備をします。(本当の災害が起こった際、鉄骨建てのおむすびこども園に留まるのか、また、危険と判断し、二次避難場所の近隣の小学校なのか、ルートの安全なNOCプラザに避難するのかは、園長を含め、複数の職員が短時間の間に判断をして決定します。)
3,4,5歳児は列を整え歩く準備を始めます。
0,1,2歳児は他クラスの避難カートにも乗り合わせて、迅速に移動できるよう連携します。
緊張感を持ちながら歩く子ども達、いつもと違う雰囲気を察して少し不安そうになる子もいましたが、保育者と一緒に無事に避難場所へ着きました。
そこでも人数確認を行い、全員の無事を確かめます。

普段とは違う場所でのお話に、少し興奮している様子の子もいましたが避難のお約束の時には真剣に聞いていました。訓練の中で″少しこわかった″″たいへんだった″という気持ちが、本当の災害のときに自分自身を守ることにつながるようにと期待しながらお話をしています。

保育者間でもクラスの様子を伝え合いながら改善点を見つけ、次の訓練や災害へいかせるようにしていきたいと思います。
来月の避難訓練では、子どもたちと非常食を食べたり、保護者の方と引き渡し訓練を行ったりする予定です。ご都合のつく保護者の方はぜひご参加ください。
今月のおむすびの結は、避難訓練についてお伝えいたしました。
ちなみに、日本の教育現場に避難訓練が広まったきっかけは1923年(大正12年)の関東大震災だったそうです。関東大震災があったことで、防災教育の必要性が認識され、全国の学校で地震の行動訓練が実施されるようになりました。
また、7月に職員が参加した災害時についての研修では「今この瞬間は”災害後”ではなく”災害前”だ」ということを講師の先生がおっしゃっていたそうです。
備えあれば患いなし
子どもたちの命を守る為にも、日頃から様々な準備を行っていきたいと思います。
