おむすびこども園 社会福祉法人くじらおむすびこども園

“もしも”にそなえて 〜その2〜

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“もしも”にそなえて 〜その2〜

“もしも”にそなえて 〜その2〜

朝の2階のホールに来ると廊下の奥にある給食室からは

その日の給食で使う食材を切る音や、匂いでいっぱいになります。

その音や匂いを感じとった子から「おなかすいてきた〜!」

「ピーマン🫑のにおいがする!私食べられるよ!」と、大好きな給食を

楽しみにしている気持ちがひしひしと伝わってきます。

ところが、今朝は違いました。何故かいつもよりも静かな給食室。

それもそのはず、今日は非常食提供の日でした!

災害が起きた際に、私達保育者は必要に応じて子ども達に食事も提供し、

非常事態であっても子ども達の心と体を満たしながら、

子ども達が安心安全に、保護者の方のもとに帰ることができるまで、大切な命を守ります。

その際に非常食をどのように作り、子ども達に食事を提供するのか

また、子ども達にもいつもとは違う非常食の味に慣れてもらう為に

おむすびこども園では年に1回、給食時に非常食を提供する訓練をしています。

今日は給食室ではなく、1階の玄関ホールにて非常食の準備が始まりました。

助っ人に調理師さんをお迎えして、一緒に用意を始めました。

まずは大きなお鍋に水を沸かして、ご飯を炊きます。

災害時はアルファ米という“急速乾燥させたご飯”をお湯で柔らかくさせ、お米を炊きます!

お湯を入れ、口を縛り、蓋を閉じることでお米にお湯を吸わせ、

食べ馴染みのあるご飯になるまで15分間待ちます。

その間に、再び水を沸かし、今度はカレーを温めます。

カレーが温まった頃、ご飯の様子を見てみると…

ふっくら炊けておいしそうです☺️

さぁご飯とカレーの準備ができたら、あとは盛り付けです。

職員で手分けをし、配膳していきます。

食物アレルギーを持っているお子さんも食べられるカレーですが、

職員間で献立をWチェックで確認し、間違いなく提供できるようにします。

盛り付け終わったら、ようやく子ども達のもとへカレー🍛が届きます!

おむすびぐみ(0歳児)、うみぐみ(1歳児)

にじぐみ(2歳児)

ゆきぐみ(3歳児)

そらぐみ(4歳児)

つきぐみ(5歳児)さんは、災害を想定し

テーブルや椅子がなくても食べられるよう、特別に外で食べました。

食べてる途中でまい先生から「みんなが食べているご飯はこんな風に作ったんだよ」と

教えてもらうと、すごく驚いていました!

一緒に食事をした調理員さんから「いつものカレーと同じ味?」と聞かれると

『いつものカレーの方がおいしい😋』と答えるつきぐみさん。

調理員さんの表情も嬉しそうでした💕

みんなでたくさん食べ、50キロあったご飯も…からっぽ!!!

いつもとは違う給食に大満足でしたが、今回の訓練を通して

毎日、調理師さんが作ってくれる温かい給食を食べられることが、いかに幸せなことか

改めて感じられた日となりました☺️

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