おむすびこども園 社会福祉法人くじらおむすびこども園

なぜ、どろんこ遊びを始めました?パート①

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なぜ、どろんこ遊びを始めました?パート①

なぜ、どろんこ遊びを始めました?パート①

6/7のブログでお知らせいたしましたが、おむすびこども園では今年度よりどろんこ遊びを取り入れました。

数年前から職員間で、子どもたちにどろんこ遊びを経験させてあげたいと話が出ることもありました。しかし、以前の園庭は地面から危険な物がでてくることがしばしば・・・これでは、子どもたちの安全面の確保が難しいということで泣く泣く行えなかったのです🥲

そこでおむすびこども園では、子どもたちがより安全にそして遊びやすいよう令和4年度に園庭改革を行いました。新しくなった園庭に子どもたちも慣れてきた今年、ついにどろんこ遊びを解禁できることになりました✨

なぜ、職員がここまでして子どもたちにどろんこ遊びを経験させてあげたかったかというと、どろんこ遊びには子どもたちの成長を促す効果がたくさん!

大人からすると身体や衣服が汚れ、どちらかというと良いイメージがないどろんこ遊びですが子どもたちにとっては素敵なことがいっぱいなのです✨

そこで、6/7のブログで使用した写真を用いて、2回にわたりどろんこ遊びのステキをお伝えしていきます!

①脳がたくさん刺激され

どろんこ遊びは、感覚遊びに分類されます。

水、砂、泥など、普段の生活の中では味わうことのできない感触に溢れているどろんこ遊び。手や足を十分に使い様々な感触に触れることで、脳への刺激になり脳の発達を促すことができるのです。

また砂、水、泥に手や足でじかに触れることで、リラックスできるホルモン“セロトニン”が分泌されるためストレス発散、リフレッシュ効果、リラックス効果を得ることができるとも言われています。

身体も心も開放しダイナミックに遊ぶことができるどろんこ遊びは、子どもたちにとって“楽しい”の宝庫なのですね。

私たち保育者も、裸足になり子どもたちと同じ感触を味わいながら“楽しい”を共有しています。子どもたちが楽しければ私たち職員も楽しいし、私たち職員が楽しければ子どもたちも楽しいと信じながら保育者も一緒にどろんこ遊びを楽しんでいます。

②集中力が養われる

見てください!この集中した子どもたちの表情。顔に泥がついていても全く気にせず遊んでいます。

どろんこ遊びを始めると、一心不乱に黙々と遊ぶ子どもたちもいます。「お友だちと遊べていないのかな?」と心配する必要はありません。

どろんこ遊び・・・実は、大変奥が深いのです。

水の量、砂の量、によって様々な変化があります。自分がイメージした物を作り出すためには、たくさんの実験が必要です。“砂を足したら固すぎて作れなかった”“水を足したらちょうどようくなった”このように子どもたちは自然と様々な実験を繰り返し、その中で自分のイメージした物に近い物を作り上げているのです。この幾度となく失敗を繰り返す実験には集中力が必要不可欠です。

遊びながら集中力を養っていく子どもたちにとって、ひとりでじっくり遊ぶ時間もとても大切な時間となるのです。

数量や水のかさ、物質の変化など様々なことを感じ取れるどろんこ遊びですが、実は小学校の算数や理科のお勉強にも繋がります。遊びながら自然とお勉強の基礎が身につくなんて、とても素敵ですね。

このように黙々と遊んでいる子がいる時には、私たち保育者はあえて声をかけず集中が持続するようにこっそり見守ります。どうしてもうまくいかない時には、ちょっぴりお手伝いするときもありますが、失敗やうまくいかない時に自分で考え再挑戦してみることも大切だと考えています。

私たち職員は、子どもたち自身が失敗を成功体験に変えられるようにお手伝いをしながら関わっています。

どろんこ遊びの魅力・・・

少しは伝わったでしょうか?続きのお話は、また次回をお楽しみに😊

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